本日もやってまいりました!サイト運営スタッフが「知らなきゃ損な iPhone 情報」をお届けさせていただきます!
突然ですが、iPhoneを脱獄するとどうなるか知っていますか?
今回はiPhoneの脱獄について簡単に触れてみましょう!
「脱獄」とは?
iPhoneの脱獄(別名:ジェイルブレイク-Jailbreak-)とは、iPhoneのプログラムをいじってApple非公認のアプリや機能を使える状態にすることです。
脱獄をする際には専用のツールをダウンロードしてから行います。
「脱獄」は何が問題?
従来、iPhoneで利用できるアプリはApp Store上にあるものに限られています。
これらはAppleの厳しい審査を通って認可を受けたアプリであり、使用上の安全面に関してはなんの心配もありません。
iPhoneの脱獄をすると、OSを書き換えることによって多くの制限から解放された状態になるため、Apple非認可のソフトウェアをインストールすることが可能になります。
その反面、端末自体の故障やアプリを追加できるゆえにコンピュータウィルスなどのマルウェアの標的にされやすくなるため、ウィルス感染の拡大を大幅に増やしてしまう危険性が高いです。
脱獄のデメリットを大きくまとめると、
- セキュリティが緩くなり、故障しやすくなる
- Appleやキャリアのサポートが受けられなくなってしまう
- 保証が無効になる
- 互換性に問題が生じ、クラッシュする危険性が高くなる
などのリスキーなものばかりが列挙されます。
2019年8月現在、最新版のiOS12.4では、旧バージョンで修正していたはずのバグをAppleが元に戻してしまったのでは?という話題が持ち上がっています(これはほとんど確定に近いです)。
脱獄自体のプロセスはとても簡単なようですが、その以後の全ての動作は自己判断のもとで行わなくてはなりません。
うっかり危険なプログラムをインストールしてiPhoneが壊れてしまっても、誰かが責任を取ってくれる訳ではないので、どうしても脱獄をしてみたいのであれば全て自己責任ということを心得たうえで試してください。
そもそも「脱獄」って、やる意味ある?
率直に、脱獄をする意味は無いです。
脱獄をすると、Apple非公認のアプリをインストールできるだけではなく、
- 広告表示などをブロックすることができる
- ホーム画面のアイコンや壁紙、ロック画面などのデザインを変更できる
- 時計の配置、デザインを変更することができる
など、自分好みにiPhoneの仕様をカスタマイズして使うことができます。
しかし、脱獄して使えるようになった機能やアプリは、とりたてて素敵なものというわけではありません。たとえ誰かに自慢してみても、「だから何?」と言われてしまうのがオチかもしれません。
「脱獄」は違法?
現在、日本におけるiPhoneの脱獄自体が法律に触れることはなく、Appleのソフトウェアライセンス、およびソフトウェア使用許諾契約に違反する改造行為となるため、使用義務違反になります。
しかし、今後正式に脱獄が違法行為であると認められた場合、脱獄は犯罪行為とみなされますので、覚えておいてください。
また、脱獄行為そのものに違法性は認められていないものの、App Storeで販売されている有料アプリを無料で手に入れるなどの行為は完全に違法であり犯罪になります。
終わりに
今回、iPhoneの脱獄(ジェイルブレイク-jailbreak-)について解説しました。
iPhoneの脱獄に興味があり、実行しようと考えているのであれば、実行するメリットがあるのか、脱獄状態のiPhoneを使うリスクについてちゃんと理解できているか、その点をまず再確認してみてください。
脱獄をしてデバイスが二度と元に戻らなくても、誰も助けてはくれないことも忘れずにおきましょう。