iPhoneを起動したままにしていると、メモリー不足やゴミがたまった状態になります。そうなると、動作が重くなりスムーズにiPhoneを操作することができません。
そういった場合に「リスプリング(Respring)」という方法があるのをご存じでしょうか?
リスプリングを行うことで、メモリーを整理してiPhoneの動作をスムーズにすることができます。
リスプリングとは?
iPhoneの動作が不安定になった際に最も有効な方法は「再起動」です。ですが、再起動を行うためには電源のON/OFFを逐一行わなければなりません。
・リスプリング…ホーム画面をリフレッシュする機能(Spring Boardを再起動するとも言います)で、電源のON/OFFは行いません。
・再起動…電源をON/OFFすることで、デバイス自体をリフレッシュします。
一見、再起動の方が有効のように思えますが、リスプリングを行うことでメモリーの開放に繋がります。iPhoneの動作が「重い」と感じたら、電源のON/OFFが不要なリスプリングは、手軽で有効な方法なのです。
おすすめのリスプリング方法とは
リスプリングの方法について検索して調べると、「脱獄」というワードが出てきます。しかし、脱獄はリスクが高いので絶対に行わないでください。
脱獄を行わなくてもリスプリングする方法は、以下になります。
safariに「appleprintcenter://」を登録する
現在では「ショートカット」を作成してリスプリングを行う方法があります。ただし、この方法は今後のAppleの対策で、利用できない可能性があります。
内容的にはSafariに「appleprintcenter://」のURLを開かせるプログラムと同じです。
iPhoneをリスプリングする場合は、Safariのお気に入りに「appleprintcenter://」を登録しておきましょう。リスプリングしたいときに、URLを開いて実行するだけでOKです。
「Respring」アプリは使える?
以前はSafariで「http://respring.lmdinteractive.com」にアクセスして、「Respring」アプリをインストールする方法がありました。
しかし、iOS12、iOS13、iOS14の人は、この方法を使用できません。また、現在ではサイトにアクセスすることができないので、iOS11未満の人もアプリをダウンロードすることが不可能です。
脱獄(ジェイルブレイク)は絶対NG
脱獄(ジェイルブレイク)とは、iPhoneのプログラムを改変して、Apple非公式のアプリを使うことです。
これにより、非公式のリスプリングアプリを使うことができますが、脱獄はとてもリスクが大きい行為になります。
脱獄(ジェイルブレイク)はリスクが大きい
脱獄のリスクには、
- Appleや大手キャリアのサポートを受けられなくなり、故障した場合の費用が高くなる。
- セキュリティ面で問題が生じやすく、バッテリーの消費も早くなる。
- リンゴループが起こりやすく、起動しなくなる恐れがある。
- 動作が遅くなり、アップデートに時間がかかる。
以上のようなものがあります。何か問題が生じてしまった場合は自分で解決しなければなりません。
まとめ
今回は、リスプリングについて解説しました。電源をON/OFFにする手間がいらないので、簡単にメモリーを解放することができます。
Safariに「appleprintcenter://」をお気に入りに登録して、URLを開けば手軽にリスプリングすることが可能です。脱獄をする手間やリスクもなく、難しい作業ではありません。
もしもリスプリングで解放できないほどiPhoneが重くなっている場合は、再起動を試してみてください。