現金を下ろし忘れていることに気づかず、レジでの支払いに焦る経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。
iPhoneユーザーならApple社が提供している電子決済サービス「Apple Pay」が最もオススメです。
今回は、Apple Payのメリットから、その他のキャッシュレス決済アプリについて解説していきます。
iPhoneユーザーなら「Apple Pay」がオススメ
Apple Payは、iPhoneやApple Watchを改札機にタッチするだけで、電車やバスを利用することができたり、買い物したりできるサービスです。
標準搭載されているので、特にアプリをダウンロードする必要がなく、すでに所持しているクレジットカードやデビットカード、交通ICカードを設定するだけで利用することができます。
例えば三井住友カードでApple Payを使うと、ポイント還元率が最大5%になります。
セキュリティ面、ポイント面、利用できる箇所の多さなどを見ても、Apple Payはかなり有用なサービスであることがわかります。
Apple Payの設定方法
Suica・PASMOの設定
- 「Wallet」アプリを開きます。
- 「カードを追加」または「+」をタップします。
- 画面の右上「次へ」をタップします
- 「Suica」または「PASMO」を選択します。
- 画面の案内に従ってID番号下4桁を入力します。My Suica(記名式)や記名PASMO、Suica定期券やPASMO定期券をApple Payに追加する場合は生年月日が必要です。
- iPhoneの先端をSuica、PASMOの上に置きます。
- Suica、PASMOの転送が完了したら終了です。
Suica・PASMOアプリケーションから新規発行する場合は、「Apple Payにカードを追加」という画面が表示されます。案内に従って設定を行ってください。
アプリケーションの会員登録は不要ですが、すでにApple Payに設定しているクレジットカードから初回チャージ分1,000円を支払う必要があります。
クレジットカードの設定
- 「Walletアプリ」を開きます。
- 「カードを追加」または「+」をタップします。
- 画面の右上「次へ」をタップします。
- 「クレジットカード」を選択します。
- 追加したいクレジットカードをiPhoneのカメラで読み取るか、キーボードで入力します。
- 画面の案内に従って、認証作業を終えたら完了です。
Apple Payが使える場所
Apple PayはiDやQUIC Payが使えるお店なら、基本的にどこでも使用できます。セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートなど大手コンビニから、ドラッグストアや家電量販店、書店などでも使用が可能です。
その他キャッシュレス決済アプリオススメ一覧
※店舗数は2021年8月時点
この中で重要になってくるのが、利用できる店舗数の多さです。
どんなにポイント還元率が良くても、自分がよく利用するお店が、その電子マネーに対応してなければ意味がありません。
そうなると、楽天ペイかPayPayがおすすめになります。
楽天ペイ
楽天ペイは、対応している店舗数が約500万とかなり多いです。
チェーン展開しているコンビニ・スーパー・飲食店・ドラッグストア・家電量販店・雑貨店などでは、ほぼ導入されています。
現在では、楽天ショッピングサイトを利用している人も多いでしょう。買い物以外にも、通信・電気・ガスを楽天にしている人は、楽天ポイントが定期的に貯まっていきます。
貯まったポイントを、店舗での支払いに利用できるのは大きな魅力ですよね。
PayPay
PayPayは店舗数の多さに加え、個人経営の飲食店・病院・雑貨店などでも、導入しているところは多々あります。
また、ポイント還元率に関しても見逃せません。PayPayは、前の月の決済回数や決済金額で、還元率がアップするシステムがあります。
たとえば「300円以上の支払いを30回以上&5万円以上すること」で、翌月のポイント還元率が0.5%アップします。
ただしPayPayには、一点だけ注意点があります。
2021年10月から、店舗に決済システム利用料がかかることです。
2021年9月まで、売上が10億円未満の中小の事業者には、決済システム利用料が無料でした。そのため個人経営のお店でも導入しやすく、店舗数の増加に繋がったという背景があります。
しかし、2021年10月からは一回の決済につき、1.6%の手数料がかかります。PayPayしか導入していない個人経営の店舗は、もしかしたらPayPay離れが起こるかもしれません。
とはいえ、利用料は他社と比べると、現時点(2021年10月)では最も安いです。一斉にPayPay離れが起こることは考えにくいですが、自分が使うお店はPayPayを継続するのかだけ、注意しましょう。
複数のキャッシュレス決済アプリを使い分ける
複数のキャッシュレス決済アプリを使い分けるのもおすすめです。
「公共交通機関はApple Payで、それ以外はPayPayを使う」
「基本は楽天ペイだけど、対応していない個人商店はPayPayを使う」
というように、キャッシュレス決済アプリをいくつか使い分けてみましょう。
ただし、アプリごとにクレジットカードや、銀行口座が別々になる可能性があります。その際は出費がかさまないよう、支出をしっかりと把握するように気を付けてください。
まとめ
現金を引き落とす必要がないので、長時間ATMの列に並ぶロスをカットできます。どこでいくらお金を使ったかをデータで見られるので、レシートを持ち帰る必要もありません。
Apple Payやその他のキャッシュレスサービスを活用して、気持ちよく買い物を続けていきましょう。