iPhoneに標準搭載されている「リマインダー」は、在宅ワークが主流になっている昨今、タスク管理のツールのひとつとしてiPhoneユーザーに愛用されています。
リモートワーク体制を取る企業が格段に増えてきている中で、タスク管理のツールも様々になりました。
自分自身だけでなく、一緒に働くチーム全体のタスクや進捗状況を確認することもできるツールがほとんどですが、iPhoneの「リマインダー」も他のツールに劣らない利便性を備えています。
今回はiPhone標準搭載アプリ「リマインダー」について、基本的な使用方法と機能について紹介していきます。
iPhoneの「リマインダー」とは
リマインダーは、日々の中でやるべきことや済ませておきたいことを管理できる「To Doリスト」です。
繰り返し機能でルーティンワークの定着化を図ることができたり、やるべきことを必要な時に見えるようにすることができるので、スムーズな管理が実現できます。
主にタスク管理のためのアプリですが、「management(管理)」ではなく「Remaind(思い出させる)」という単語から名付けられており、期日内にやるべきことを思い出させてくれる心強い存在です。
感覚的に操作できるシンプルな使い心地は、Appleならではの機能美とも言えるのではないでしょうか。
リマインダーの基本的な使い方
チェックリストの作成
以下は、基本的なチェックリストの作成手順になります。
- リマインダーアプリを立ち上げる。
- 「マイリスト」→「リマインダー」をタップする。
- 左下の「新規」をタップする。
- 予定や要件を入力する。
チェックリストに新しい項目を追加したい場合は、Siriに頼むと良いでしょう。
例:「ヘイ!Siri!仕事リストに会議を追加して!」など。
日時や場所を通知する
予定の日時が決まっていれば通知設定を、場所による行動が決まっていれば、内容を知らせる通知設定をしましょう。
- 日時の通知設定をする場合は「日付と時刻」アイコンをタップ。
- 場所による行動の通知設定をする場合は、要件をテキスト入力して「矢印」アイコンをタップして「場所の提案」から選択する。
以上の入力をすれば、重要な予定に余裕を持って対応できたり、スーパーでの買い忘れなどを防ぐことができたりします。
リマインダーの便利な使い方
リマインダーに写真を添付する
リマインダーには写真や画像、スキャンした書類を添付することができます。
仕事や友人とリマインダーを共有するとき、文字では説明が難しい内容も、画像だと一目瞭然なので便利です。
- カメラアイコンをタップして撮影メニューを選択する。
- 撮影画面が開く。
- 撮影したい画像を撮るorライブラリから画像を選択する。
タスクに写真が添付されると、タップすれば画像を確認することができます。
ひとつのタスクにサブタスクを追加
ひとつのタスクにサブタスクを追加すれば、細かい作業も全体の予定として、進歩管理がスムーズに行えます。
- タスクのタイトルの右に出る「i」をタップする。
- 「サブタスク」をタップする。
- 作業の内容を入力して、最後に「詳細」で戻る。
- 「完了」をタップして、サブタスクの追加が完了。
また、作成したタスクを他のタスクにドラッグ&ドロップすることで、サブタスクに設定することも可能です。
チェックリストの共有
リマインダーは他人と共有することができます。
- 共有したいリストをタップし、「詳細ボタン」をタップする。
- 「人を追加」をタップする。
- リマインダーリストへの参加依頼の送信方法を選択する。
- リストを共有したい相手を追加して、参加依頼を送信する。
- 相手が参加を受け入れてくれたら、共有完了。
仕事で同じプロジェクト、プライベートで友人と遊びに行くときに便利です。ただし、相手がiPhoneユーザーでないと共有できないので、注意が必要になります。
リマインダー機能に不具合が出たとき
リマインダーのほとんどのトラブルは、iCloudの同期に問題が生じているか、または設定ミスやアプリの異常による不具合によるものです。
- リマインダーの追加ができない
- 設定したはずなのに通知が受け取れない
- 他のデバイスと同期されない
など、リマインダーになんらかのトラブルが生じた際は、iCloudや通知やネットワーク設定の確認、iOSのアップデートを試してみてください。
リマインダーを使うメリット
リマインダーを使うメリットは、主に次の5つです。
- その日にやらなくてはいけない予定を「見える化」することができる。
- 定期的にやるべき作業の「やり忘れ防止」になる。
- 時間・場所ごとで発生する作業を管理できる。
- カテゴリを分けて、仕事用・プライベートなど複数のタスクを管理できる。
- タスクを仕事の同僚・上司や家族と共有できる。
以上のように、仕事でどんなに忙しいときでも、予定を「見える化」することで、進捗作業をスムーズに管理できます。
また、週に一度の習い事や、月に一度の美容院や歯医者への定期健診など、定期期的な予定の忘れも軽減されるでしょう。
まとめ
今回は、リマインダーについて解説しました。リマインダーを使いこなせれば、予定を「見える化」することで、作業の進捗状況をスムーズに管理できます。
仕事や家事、プライベートなど、日々時間に追われる生活の中、「やるべきこと」と「やらなくて良いこと」の境界線がぼやけてしまうことも多いですよね。
リマインダーは、機能をしっかり使いこなせれば、1日がスムーズに進むようにサボートしてくれる存在であると言えます。