スマホの汚れで目に付くのは、主に以下の2つではないでしょうか。
- 端子部分に溜まったゴミ(ホコリやチリなど)
- 液晶画面の汚れ(汗や皮脂、指紋など)
汚れが気になると、ティッシュや綿棒など身近にある日用品で掃除する人も多いと思います。ただし、中にはやってはいけない掃除の方法もあるので注意が必要です。
今回は、端子部分と液晶部分おすすめの掃除方法・NGな掃除方法について解説するので、ぜひ参考にしてください。
「スマホの端子部分」おすすめの掃除方法
充電ケーブルなどを差し込む端子部分はホコリなどのゴミが溜まりやすいため、定期的に掃除するのがベストです。
ただし、NGな掃除方法をするとかえって接続端子を傷つけてしまいます。端子部分の掃除には、ブロアーを使うのがおすすめです。ブロアーは、家電量販店や通販で購入できます。
ブロアーを使用する
スマホの端子部分を掃除するには、カメラ用のブロアーを使うのがおすすめです。ブロアーとは、カメラやレンズを掃除する際に使用される道具です。
ブロアーは、風を吹きかけて端子に溜まったホコリを取り除く仕組みです。パソコンで使うエアダスターと比べて優しい風なので、精密な部品への負担も少ないです。
ネット通販などで1,000円前後から購入可能ですが、最近では100円ショップでも気軽に購入することができます。
綿棒を使って掃除する際の注意点
端子部分に付着した汚れを取る場合、綿棒を使う人もいるでしょう。しかし、綿棒を使った端子部分の掃除には注意点があります。
綿棒で掃除をすると、ほつれた繊維が端子部分に付着します。繊維が付着したままケーブルを差し込んで充電をすると、故障に繋がる危険性があります。
綿棒を使って汚れを落としたい場合は、綿棒で掃除したあとにブロアーで細かい繊維を吹き飛ばすようにしましょう。
「スマホの端子部分」NGな掃除方法
息を吹きかける
接続端子にゴミが付くと、息を吹きかけてゴミを飛ばす人も多いことでしょう。
しかし、息に混ざったツバなどの水分が接続端子に付着し、パーツが腐食するリスクがあります。
また、雑菌が繁殖するリスクがあり、衛生的にも良くありません。外出先でゴミが付着した場合は手で取り除くだけにして、帰宅してからブロアーで掃除しましょう。
エアダスターを使う
パソコンのホコリを取り除く際にエアダスターを使う人は多いと思います。ただし、それをそのままスマホの掃除に使うのは危険です。
エアダスターの中には、少量の液体ガスが噴出されるものがあります。その液体ガスが接続端子に付着すると、パーツの腐食や故障に繋がる可能性があるのでやめましょう。
ブラシでゴミを取り除く
充電口になる接続端子にゴミが溜まると、歯ブラシなどを使ってついつい取り除きたくなるかもしれません。
しかし、この行為は端子を傷つけて、接続不良を起こす可能性があります。やわらかめのブラシを使ったとしても、傷をつけて充電ができなくなるリスクがあるので絶対にやめましょう。
「スマホの液晶画面」おすすめの掃除方法
スマホの液晶画面は汗や皮脂汚れが付きやすく、特に夏場は液晶部分のベタ付きが目立ちます。
ハンカチやティッシュで画面を拭く人も多いと思いますが、この方法はNGです。液晶画面の掃除には、液晶用のクロスやウェットティッシュを使用しましょう。
液晶用のクロスを使う
スマホの画面に付着した汚れを取るには、液晶用のマイクロファイバークロスを使うのがおすすめです。
液晶用のクロスは、画面を傷つけずに皮脂や指紋汚れを落とすことができます。100円ショップで気軽に購入することができます。
また、普段からメガネを使用しているなら、メガネ拭きを代用して液晶画面を拭くのもおすすめです。
液晶用のウェットティッシュを使う
液晶用のウェットティッシュにはアルコールが含まれていないため、画面を劣化させることなく汚れを落とすことができます。
また、汗や皮脂による雑菌の繁殖を抑えることができるので、衛生面でもおすすめです。
液晶用のウェットティッシュはネット通販のほか、100円ショップでも購入することができます。
「スマホの液晶部分」NGな掃除方法
ハンカチやティッシュを使う
実は、ティッシュや普通のハンカチで画面を拭いたとしても、汚れが取れているわけではありません。それどころか、皮脂汚れを引き伸ばしているだけで逆効果です。
また、保護フィルムを貼っていないと画面に細かい傷がつく可能性があるので、やめましょう。
人体用のアルコール除菌を使う
新型コロナウイルスの影響もあり、アルコール消毒による除菌が一般的になりました。しかし、人体用のウェットティッシュや無水エタノールなどを、スマホの液晶画面の掃除に使うのはNGです。
人体用のアルコール除菌には、界面活性剤や研磨剤などが含まれています。この成分が、ガラス表面を劣化させ、ゴムやプラスチックなどのパーツを傷つけてしまいます。
液晶画面を拭く際は人体用ではなく、必ず液晶画面用のウェットティッシュを使うようにしましょう。
まとめ
今回は「端子部分」「液晶画面」のおすすめ掃除方法を紹介しました。
- 端子部分の掃除にはブロアーを使用する。
- 液晶画面は専用のクロスやウェットティッシュを使用する。
以上を覚えていただければ、スマホを傷つけることなく綺麗に掃除することができます。