「いつもよりスマホの充電が遅い」
「時間がないのに全然充電されない」
充電が遅いと困ってしまいますよね。充電が遅いと感じた場合は、原因を突き止めましょう。
原因として多いのは、スマホのバッテリーの劣化です。今回は、スマホの充電が遅くなる原因と対処法を解説します。また、 急いで充電を満タンにしたい場合は高速充電する方法もあるので、参考にしてみて下さい。
スマホの充電が遅くなる原因と対処法
経年劣化とバッテリー寿命
スマホを使用していると、だんだんバッテリーが劣化します。バッテリーの寿命は2年と言われていますが、一日の使用時間が長いともっと早く劣化します。
また、どんなに丁寧に使用していても、3年も経つとバッテリーは劣化してしまいます。
【対処法】
バッテリーが劣化している場合は、バッテリー交換をしましょう。バッテリー交換は、以下のお店で行えます。
- 大手通信キャリア(docomo、au、Softbank)
- 機種のメーカー(iPhoneならAppleサポートセンター、Xperiaならソノーストアなど)
- 修理専門店(「総務省登録修理業者」の表記があるお店)
費用を抑えたいなら、Androidの場合は大手通信キャリアが、iPhoneの場合はAppleサポートセンターがおすすめです。
機種にもよりますが、1万円以内でバッテリー交換をすることができます。ただし、交換までに時間が掛かるケースがあるので、その場合は代替機を用意・使用しなければいけません。
格安SIMと契約している、すぐにバッテリー交換をしたい場合は、修理専門店に相談しましょう。
SmaplaではiPhoneのバッテリー交換を行っています。以下のページに店舗や費用が記載されているので、よろしければ参考にしてください。
Smapla修理費用:https://www.iphone-smapla-shuuri.jp/media/#ipad_price
ながら充電をしている・スマホ本体が熱くなっている
充電器を差したまま、通話・動画視聴・ゲームを行うと、電力を激しく消耗するため、充電速度が遅くなってしまいます。
また、複数のアプリを立ち上げたり、電力を消耗するアプリを使用したりしながら充電をした場合も同様です。
そして、長時間の動画視聴やゲームをした直後は、スマホ本体が熱くなっています。そのままの状態で充電しても、充電速度は遅くなかなか充電されません。
【対処法】
基本的に、充電しながらのスマホ使用はやめましょう。通信しながらの充電は、加熱でバッテリーが熱暴走を起こしてしまい、スマホ本体やバッテリーの劣化に繋がります。
また、長時間 通信をした直後はスマホ本体が熱くなっているので、熱を冷ましてから充電するようにしてください。
スマホケースを外して涼しい場所に置くと、すぐに熱は冷めます。
部屋の気温が最適ではない
スマホのバッテリーは、リチウムイオン電池が採用されています。このリチウムイオン電池は、気温の影響を受けやすいです。
夏場など暑い部屋で充電すると、スマホが高温に耐えられなくなり、充電のスピードが遅くなってしまいます。
前述の「ながら充電」と、似たような症状になってしまいます。
また、極端に寒い場合も、スマホが正常に動かない、バッテリーの消耗が激しくなる、といった不具合が起こり、充電が遅くなってしまいます。
【対処法】
高温多湿や、気温が低い部屋での充電は、できるだけやめましょう。スマホを充電する最適な気温は16〜22℃です。
厳密にこの気温に合わせる必要はありませんが、エアコン等を使い充電する部屋の気温を最適にしてください。
充電器や充電ポートに問題がある
充電器に問題があり、スマホの充電が遅くなっている可能性が考えられます。
- 充電器の出力電流が足りていない
- コンセントではなくUSBポートを使用している
- 充電アダプタや充電ケーブルが故障している
- 端子部分にゴミやホコリが溜まっている
スマホの急速充電に必要な出力電流は2A(アンペア)です。充電が遅い場合は、必要な電流が不足している可能性が考えられます。
そして、コンセントではなくパソコンのUSBポートの場合は、0.5A程度しかないので、充電速度は遅くなってしまいます。
【対処法】
出力電流が足りていなかったり、充電器やケーブルが故障していたりする可能性がある場合は、別の充電器を使用してみましょう。
ケーブルに問題がある場合は、ワイヤレス充電を使うのもおすすめです。
また、端子部分にゴミやホコリが溜まっていると、充電が遅くなる場合があります。汚れが目立つ場合は、正しい方法で掃除しましょう。
その他の原因
前述までが、スマホの充電が遅くなる主な原因ですが、稀に以下のことが原因で、スマホの充電が遅くなる場合があります。
- OSをアップデートした
- スマホの不具合
- ウイルスに感染した
OSをアップデートしたあとに「バッテリードレイン」と言って、OSの不具合で充電が遅くなるケースがあります。その場合は、次のアップデートを待つしか方法がありません。
また、スマホの不具合で充電が遅くなる場合があります。前述の原因・対処法で解決できない場合は、スマホを再起動してみましょう。再起動で不具合が解消される可能性があります。
ウイルスに感染すると充電に影響が出るケースがあります。ウイルスに感染した場合は、怪しいアプリの削除や、ウイルス対策ソフトをインストールして、駆除を行ってください。
iPhoneの場合は、初期化することでウイルスを駆除できる可能性があります。
スマホの充電に掛かる時間は2~3時間
スマホの完全充電(0%から100%の状態にする)に掛かる時間は、2〜3時間と言われています。
当然、機種やスマホの使用年数によって時間は変動します。
2〜3時間はあくまで目安ですが、この時間よりも遅い場合は、バッテリーが劣化しているか、何かしらの不具合の可能性が高いです。
いつもよりも高速で充電する方法
スマホを高速で充電する方法は、主に以下の4つです。
- 電源をオフにして充電する
- 機内モードにして充電する
- ケースを外して充電する
- 急速充電に対応したアダプタやケーブルを使用する
電源をオフにして充電する
基本的にスマホは、バックグラウンドでアプリ等の処理を行っています。操作していない状態でも電力を消費しているので、電源をオフにして充電することで、高速に充電できます。
機内モードにして充電する
電源をオフにして起動するのが面倒なら、機内モードにして充電しましょう。機内モードにすることで、全てのデータ通信がストップします。通信しない状態で、無駄なバッテリー消費を防げるので、すばやく充電することが可能です。
ケースを外して充電する
スマホケースを装着していると、熱がこもりやすくなります。そのため、ケースを外して充電した方が、装着した状態よりも多少早く充電できます。
もちろん、前述で解説した通り、比較的涼しい場所で充電するのがおすすめです。
急速充電に対応したアダプタやケーブルを使用する
「Anker」や「ELECOM」などの、サードパーティー製の会社から、急速充電に対応したアダプタやケーブルが発売されています。
Amazonや楽天など、ネット通販で購入することが可能です。購入する際は、対応出力や口コミなどをしっかりと読んで判断してください。
また、家電量販店等でも購入できるので、店員さんに相談しながら最適な物を選ぶのも良いでしょう。
まとめ
バッテリー自体の寿命は2〜3年なので、そのタイミングでバッテリー交換を考えても良いです。
また、機種が古い場合は、思い切って最新のスマホに機種変更しても良いでしょう。
スマホのバッテリーには寿命がありますが、寿命を長くするための使用方法があります。また、iPhoneの場合は「設定」アプリから、バッテリーの状態を確認することもできます。