本日もやってまいりました!サイト運営スタッフが「知らなきゃ損な iPhone 情報」をお届けさせていただきます!
「マルウェアに感染することはない」といわれているほどセキュリティ対策がしっかりしているiPhone。
はたして本当にiPhoneはマルウェアに感染しないのでしょうか。
こちらの記事では以下の4点について解説していきます。
・iPhoneのマルウェア感染の原因
・感染を防ぐための対策方法
・感染した場合にどうなるか
・感染した場合の対処法
iPhoneがマルウェアに感染する原因
結論から言うとiPhoneもマルウェアに感染した例はあります。有名なのは2015年に起きた「Xcode Ghost」によるiOSの正規アプリの汚染事件です。
どうして感染してしまうのでしょうか?
過去に起きた事件を例に、いくつか原因を見ていきましょう。
サプライチェーン攻撃による感染
ターゲットとなる大企業の関連会社などを経由して、大企業へ不正に侵入する攻撃のこと
先ほど述べた「Xcode Ghost」事件はそもそもの発端が、中国で改竄されたXcodeの使用によってアプリが開発されたことでした。
Xcodeとは、アップル社が提供しているiOSアプリ開発に必要なツールなのですが、この正規版を中国で入手するのが困難だったために非正規版のXcodeツールが中国で広がったのです。
この改竄されたXcodeの中にウイルスが組み込まれており、結果的にマルウェアの組み込まれたアプリが作られ、それがApple Storeにたくさん登録されました…
そしてそのアプリをダウンロードしたユーザーは知らないうちに自分のiPhone内部にウイルスを感染させることに!
ちなみにこの事件の後、アップル社は直ちにストア内から該当のアプリは削除したと報告しましたが具体的な名前の明言などは行っていません。
“脱獄”によるアプリからの感染
OSを改造することで、本来ならば行えないような操作や非公式アプリのダウンロードなどをできるようにすること
本来であればiPhoneではアップル社の厳しい審査を受けたアプリをApple Storeからのみダウンロードできる使用になっています。
しかしこの”脱獄”をすると非公式のアプリをインストールできるようになってしまい、結果、アプリを介して感染してしまうのです。
脱獄に関する詳細を知りたい方はこちらの記事を参照してください↓
企業内アプリからの感染
基本的にApple Store内にあるアプリのみダウンロードできるようになっているiPhoneですが、例外として特定企業などで使用するアプリは公式を介さずにダウンロードができるものも存在します。
この制度を悪用し、マルウェアに感染させた事件も過去に存在しています。
感染を防ぐための対策方法
それでは実際に感染を防ぐには具体的に何をすれば良いのでしょうか。
iOSは常に最新にしておく
ウイルスはわずかなセキュリティーの脆弱部を狙って入り込んできます。Apple側もその対策のために日々OSを改良しています。古いiOSのままというのは鍵を開けっぱなしの玄関のようなものです。
最新のiOSが更新されたらできる限り早くバージョンアップしましょう。
“脱獄”をしない
先ほどもお話ししたように非公式製品のインストールはマルウェアの侵入を高めることとなります。
システムの改造をすれば、来ならば制御されている動きを解除できるため、便利に感じるかもしれません。しかし安全性の面においてはこれは適切ではありません。
セキュリティー対策が十分でないPCと繋がない
データのバックアップを取るためにPCと同期する人も多いかと思います。ここで注意しておきたいのが、PC側が既に汚染されている可能性です。
セキュリティー対策をしっかりしていないPCと接続することで、接続した端末までもマルウェアに汚染されることがあります。自分のPCでないものとはできるだけ接続するのを避けましょう。
不審なアプリは消す
何かおかしな動きをしていたり、入れた覚えのないアプリが端末にあれば直ちに削除しましょう。
感染したらどうなるの?
これまで原因と対策について述べましたが実際に感染するとどうなるのでしょうか。
感染しているか確認!
まずは以下のチェック項目を確認してみてください。
・勝手に再起動を繰り返す
・変なポップアップが頻繁に現れる
・急に動きが鈍くなる
・バッテリーの消耗が異様に早くなった
・データ使用量が急激に増えている
上記に該当するようならばウイルスの可能性を疑ってみた方が良いでしょう。
感染した場合の対処法
もしも感染した場合の確実な対処法はiPhoneを工場出荷時の状態に戻すことです。
疑わしいアプリを消したりといった方法もありますが、一度ウイルスが入り込むと特定アプリを消すだけでは安全とは言い切れません。
汚染がわかったら潔く初期化しましょう。
初期化の方法についてはこちらの公式動画をご覧ください。
しかしいきなり初期化するのは困ると言う方も多いはず。万が一の時のことも考え、日頃からデータをバックアップするようにしましょう!
まとめ
・サプライチェーン攻撃
・脱獄による非公式アプリインストール
・企業内アプリ経由でのウイルスの侵入
・iOSは常に最新にすべし!
・”脱獄”はしない
・自分のものでないPCとの接続は避ける
・不審なアプリは削除
iPhoneを工場出荷時に戻す
いかがでしたか?iPhoneでもセキュリティー対策する必要があることがわかりましたね。
最後までお読みいただきありがとうございました。