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iPhoneの不具合に「画面浮き」というものがあります。これは、iPhoneの液晶画面とフレームとのあいだにすき間が生じて、画面が全面に飛び出したようになる不具合です。
画面浮きのまま少しのあいだiPhoneを操作することは出来ますが、放置しておくとすぐに大変なことが起こります。

「画面浮き」を放置すると起きるトラブル3つ

劣化が早くなる

画面浮きで液晶画面とフレームのすき間から、ゴミやホコリなどの不純物が侵入して、故障のリスクが高まります。また、画面浮きのまま雨の日の外でiPhoneを使用したり、濡れた手でついついiPhoneを触ったりすると、すき間から水分が入って故障に繋るのです。
ちなみに画面浮きの状態になると、急激な発熱も生じてiPhoneが故障する原因となります。

タッチ操作ができなくなる

多く挙げられる症状として、タッチ操作が出来なくなることです。画面浮きで、iPhone内部のコードや部品などが断線したり、損傷したりすると、iPhoneが正常に動作しなくなります。タッチパネルの操作はもちろん、カメラなどの操作や起動が全く出来なくなるのです。

電源が入らず起動しなくなる

iPhoneの電源が入らなくなり、起動しなくなることもあります。iPhoneの文鎮化とも呼ばれ、最悪の場合はたくさん保存した思い出の写真や動画、仕事の情報などのデータが返ってこなくなります。
バックアップもとっていなくて、データが確認できない状態だと、最悪このパターンに陥る可能性は非常に高いです。

画面浮きの原因

バッテリーの膨張

画面浮きの最も多い原因が、バッテリーの膨張です。コンパクトなデザインのiPhoneは、機種の内部にすき間なく部品が組み込まれています。交換せず長年使用したバッテリーは、経年劣化で膨張して押し出されるように画面が浮くことがあるのです。
液晶画面以外にも、パーツや部品を傷付けることもあります。また、発火や破裂の危険性もあるため、早めに修理に出しましょう。

物理的な衝撃による破損

iPhoneをつい物にぶつけたり落としたりすると、衝撃でフレームに歪みが生じて、画面浮きに似た症状が起こるパターンがあります。

バッテリー膨張時のように、常に押し上げられるわけではないので、画面浮きが悪化する可能性は低いです。しかし、少しのすき間でもゴミやホコリなどの不純物が混入する可能性があるので、プロに相談した方が賢明でしょう。

専門店でのトラブル

あまり考えたくはありませんが、画面浮き以外の不具合で専門店へ修理に出して、数日経ったあとに画面浮きが起こるケースです。

iPhoneを修理に出すときは、AppleStoreに任せるか信頼できる専門店を見つけてから、相談しにいきましょう。

修理専門店に依頼する場合は、必ず「総務省登録修理業者と表記されているか確認しましょう。

対処はプロに任せる

もしも画面浮きが発生したら、速やかにAppleStoreか専門店へ修理に出してください。
また、修理に出す前にAppleサポートに相談して、アドバイスを貰うのも良いでしょう。早めに対処することで、写真や動画などのデータが失われるのを防ぎ、大切な情報を守ることが出来ます。

また、専門店へ修理に出すときはお店の評判とともに、相談した店員さんの対応を見極めてからお願いするのも大切です。

自力で直そうとするのはNG

画面浮きが気になるからと言って、無理に自力で直そうとするのは絶対にやめましょう。特に「接着剤・テープを使ってくっつける」ことはNGです。

接着剤がすき間から侵入し、大事な部品にくっついてしまうと、余計に悪化して故障を早めてしまいます。

また、「テープを使った対処法」はあくまで応急処置です。
長時間テープを貼り付けたままだとバッテリーに負荷がかかるので、修理に出す直前の応急処置と捉えてください。

まとめ

iPhoneの画面浮きの原因は、少し気を付けていれば、いずれも防ぐことが出来ます。経年劣化したバッテリーは、色んな不具合を起こすので2~3年に一度こまめに交換しましょう。もしも、いずれかの原因が生じて画面浮きになってしまったら、速やかにプロに相談してください。その際は、データなどのバックアップをとっておくことも忘れないでくださいね。