本日もやってまいりました!サイト運営スタッフが「知らなきゃ損な android 情報」をお届けさせていただきます!
みなさんはAndroid 11の配信がすでに開始されていることをご存知でしょうか?現在はまだ一部の端末のみ配信している状況ですが、2020年9月8日にGoogle Pixelへの配信を初めとし、Galaxy、Xperia等、順次配信が開始されてきています。
Android 11は、より快適なスマホライフを送る上でうれしい機能が数多く追加されました。
今回は、Android 11によって新しく追加された機能を中心に紹介していきます。また、機種別に新しく追加された機能もありますので、後半では現時点で判明している新機能も合わせて紹介していきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
Android 11で追加された機能は?
Android 11で新しく追加された主要機能は、以下の6つです
- メディアコントロール
- デバイスコントロール
- バブル
- スクリーンレコード
- ワンタイムパーミッション
- Android Autoの無線接続化
順番に紹介していきましょう。
Android 11 の新機能1: メディアコントロール
Android 11になる前からメディアコントロール自体はあるのですが、今回更に便利な機能が2つ追加されました。シークバーとスピーカーチェンジ機能です
シークバー
シークバーとは、音楽を再生している際、現在どのあたりまで再生しているのかを示すバーです
このバーは、以下の方法で表示させることができます。
※ここではGalaxyでの操作方法を記載しています、実際のやり方はお持ちの機種によって異なる場合があります。
- 画面上端から一回下にスワイプ
- 再生している曲の枠内でボタン以外の部分をタップ
スピーカーチェンジ機能
出力スピーカーを変えるには、設定画面から変更する必要がありましたが、Android 11ではより簡単に出力先の変更ができるようになりました。
デバイス変更、または確認のやり方は、以下の手順で行うことができます。
※ここではGalaxyでの操作方法を記載しています、実際のやり方はお持ちの機種によって異なる場合があります。
- 画面上端から下にスワイプ
- 再生している曲の枠内でボタン以外の部分をタップ
- 右上の丸いアイコンをタップ
Android 11 の新機能2: デバイスコントロール
Android 11では、より簡単にデバイスコントロールの機能が利用できるようになりました。電源ボタンを長押しすることで、デバイスコントロールの画面を表示させることができます。
これにより、例えば照明の明るさを変えたり、テレビを付けたり、エアコンの温度を変えたり……といった操作が手軽に行なえます。
※こちらの機能は現時点(2020年2月15日時点)では、Google PixelとAQUOSのみ実装されている模様です。今後のマイナーアップデートで他の機種にも対応するかもしれません。
Android 11 の新機能3: バブル
通知画面や、他のアプリを開いているときでも、画面を切り替えずに簡単にメッセージの返信ができるバブル機能が追加されました。
一つの作業に集中しつつ、メッセージの返信ができるのはとてもありがたい機能ですね。
実際にこの機能が使えるアプリはまだ少ないようですが、今後各アプリのアップデートでバブル機能が使えるようになることでしょう。
バブル機能を使うには、予め設定が有効になっている必要があります。設定の確認は以下の手順で行えます。
※ここではGalaxyでの操作方法を記載しています、実際のやり方はお持ちの機種によって異なる場合があります。
- 設定から「通知」を開く
- 「詳細設定」を開く
- 「フローティング通知」を開く
- フローティング通知の設定が「バブル」になっていることを確認する
Android 11 の新機能4: スクリーンレコード
今まで、galaxy以外の機種では他のアプリを入れなければ使えなかった録画機能が、Android 11から標準機能として搭載されました。
今回追加された録画機能は、画面の録画ができるだけではなく、音声の録音、更には端末内の音も同時に録音することができます。
録音機能の使い方は以下の手順で行えます。
※ここではGalaxyでの操作方法を記載しています、実際のやり方はお持ちの機種によって異なる場合があります。
- 画面上端から下にスワイプする
- 「画面録画アイコン」をタップする
- オプションを選択して録画を開始する
- 停止する場合は画面上端から下にスワイプし「停止する」を選択
なお、GalaxyはAndroid11になる前から録画機能を備えており、Android 11以降の録画機能もGalaxy標準のものになるため、アイコンや録画開始時に表示されるメッセージは若干異なります。
Android 11以降に新規追加された標準的な録画方法は、Google Pixelでの設定方法、録画方法がわかりやすくまとめられている動画がありましたので、こちらを参照してください。
Android 11 の新機能5: ワンタイムパーミッション
Android 11からは、ワンタイムパーミッションも追加されました。
今まで、アプリの権限を選択する際、 「アプリ使用時のみ」または「許可しない」の二択でした。Android 11になってからは「今回のみ」を選択できるようになりましたので、権限の管理をより細かく行うことができます。
Android 11 の新機能6: Android Auto
車に乗っている方限定の機能となりますが、今までAndroid Autoを接続する際にケーブルを使って接続する必要がありましたが、Android 11になってからは無線で接続することができるようになりました。
ケーブルが不要になったので、Androidをバックに入れたままAndroid Autoが利用可能なところがうれしいですね。
機種別にAndroid 11から追加された新機能
ここからは、Android 11公式の機能とは別に、OSアップデートに伴って機種別に追加された機能を紹介していきます。
Google Pixel
Google Pixelでは、主に以下の3つの機能が追加されました。
- スマートリプライ
- アプリの提案
- スマートフォルダ
それぞれ詳しく紹介していきます。
Google Pixelの新機能1: スマートリプライ
Google Pixelの標準キーボードを使っている際、チャットやメールでメッセージを作る際に、チャットの会話やり取りのデータに基づき、自動的に最適なメッセージの候補を表示してくれます。
ただ、こちらの機能は現在英語圏のみ対応しているとのことで、日本では利用できないみたいです。
Google Pixelの新機能2: アプリの候補
google pixelのトップ画面の下部に、使用頻度の高いアプリを自動的に表示してくれるようになりました。
Google Pixelの新機能3: スマートフォルダ
Google Pixelのホーム画面で、新たにフォルダが生成されると、英語で自動的にフォルダ名が入力されるようになりました。いちいちフォルダ名を考えなくても勝手に名前をつけてくれるのは便利ですね。
もちろん今までと同じやり方で、任意の名前に変更することも可能です。
AQUOS
AQUOSでは以下の7つの機能が更に便利になりました。
- AIライブストーリーPro
- スクロールオート
- Clip Now
- テザリングオート
- Payトリガー
- ゲーミング設定
- かんたんモード&かんたんホーム
また、新機能として、以下の2つの機能が追加されました
- 画面2分割機能
- クイック設定パネルの機能追加
それぞれ順番に説明していきます
AQUOSの新機能1: AIライブストーリーPro
AIライブストーリーProでは、パターンが増え、更にバリエーションに飛んだショートムービーが自動的に作成されるようになりました。
ズーム、マルチフレーム等の機能が主に追加されました。
AQUOSの新機能2: スクロールオート
スクロールオートは、指一本でのジェスチャーとは別に、指2本でスワイプする一回の操作だけで自動的に開始されるようになりました。
AQUOSの新機能3: Clip Now
今までClip Nowでスクショを撮るには、横方向化縦方向でのスワイプのみ対応していましたが、Android 11になってからは斜め方向のスワイプにも対応しました。
このため、横画面でゲームをプレイしているときに、スクショを撮りたい瞬間に左上の角から画面中央にサッとスワイプするだけでスクショが撮れるので、ゲームのじゃまにならないのもうれしいポイントですね。
AQUOSの新機能4: テザリングオート
設定で場所を前もって指定しておくだけで、今いる場所で自動的にテザリングのON/OFFが切り替えられるようになりました。
普段はテザリングOFFにしておき、外出先でテザリングが自動的に開始され、即パソコンがインターネットにつながるといった、よりスマートな使い方の実現が可能です。
AQUOSの新機能5: Payトリガー
指紋センサーを長押しするだけで、決済アプリが自動的に立ち上がるようになりました。これにより、Payアプリを使ったキャッシュレス決済がより便利になりました。
AQUOSの新機能6: ゲーミングトリガー
ゲームプレイ中、ステータスパネルにゲーミングメニューが表示されるようになりました。ゲーミングメニューでは、検索や通知の設定、録画等ができるボタンが配置されています。
AQUOSの新機能7: かんたんモード&かんたんホーム
簡単モード、簡単ホームでは3つの機能が追加されました。
- ホーム画面のアイコンの形状が変更可能
- 長押しの判定時間の変更
- ホーム画面にWeb Pageのショートカットの設定が可能
AQUOSの新機能8: 画面に分割機能
AQUOSでは、新機能として画面分割機能が追加されました。
アプリ履歴画面の履歴画面から、分割画面を選択できるようになりました。分割画面をタップした後に、もう半分表示させる別のアプリを選択することで、2分割表示でアプリを利用することができます。
AQUOSの新機能9: クイックパネルの機能追加
AQUOSのクイックパネルには、Android 11で正式に追加されたスクリーンレコードとニアバイシェア、更にメディアコントロールのUIが改善されました。
Galaxy
Galaxyでは、Android 11になってから、UIがOne UI 3.0に変更されました。これにより8つの新規機能の追加、変更点があります。
- ウィジェットへのアクセスがより簡単に
- ロック画面の表示形式が変更
- ロック画面の名称変更
- ロック画面の時計表示の変更
- ギャラリー画像の編集取り消し機能が追加
- ギャラリーの画像表示形式の変更
- 設定ページレイアウトの変更
- 画像の共有ページの改善
順番に見ていきましょう
Galaxyの新機能1: ウィジェットへのアクセスがより簡単に
Android 11にアップデートされてから、アプリからのウィジェットのアクセスが容易になりました。手順は以下のとおりです。
- ウィジェットの対象となるアプリを長押しする
- 「ウィジェット」をタップ
- 追加したいウィジェットを選択
Galaxyの新機能2: ロック画面の表示形式の変更
ロック画面の初期表示が中央に変更されました。
また、ショートカットアプリの色は白色に統一。加えて、使いやすいデザインにUIが変更されました。
※ダークテーマを適応している場合は、ショートカットアプリの色は黒基調になります。
Galaxyの新機能3: ロック画面の名称変更
Android10までは、ロック画面で表示されているウィジェットの名前は「フェイスウィジェット」だったのですが、One UI 3.0以降は「ロック画面ウィジェット」になりました。
また、時計の数字をタップすると、全画面のダッシュボード表示になります。
Galaxyの新機能4: ロック画面の時計表示の変更
初期設定のロック画面の時計表示形式が変更されました。
ロック画面の時計の数字を上、または下にスワイプすると全画面のダッシュボードが表示されます。
ギャラリー画像の編集取り消し機能が追加
ギャラリーアプリで編集し保存した画像を、編集前の状態に戻すことができるようになりました。
うっかり間違えた編集をしてしまった場合もこれで一安心ですね。
Galaxyの新機能5: ギャラリーの画像表示形式変更
ギャラリーの画像や動画を、より簡単に探せるようになりました。
ギャラリーの表示形式の設定から、日、月、年ごとに表示することができます。年ごとの表示の場合、横並びの行が最大28での表示が可能になりますので、思い出の写真がすぐに見つけられます。
Galaxyの新機能6: 設定ページレイアウトの変更
One UI 3.0以降、設定ページのレイアウトが変更されました。Galaxyのアカウント情報が最上部に表示され、検索バーで目的の設定に簡単にアクセスできます。
Galaxyの新機能7: 画像の共有ページの改善
One UI 3.0に更新されたことにより、画像を共有するページがより一層見やすくなりました。
また、アプリのショートカットを自分で編集することもできます。
設定方法は以下のとおりです。
- グループに固定したいアプリを長押し
- 「(アプリ名)を固定」をタップ
Xperia
Xperiaでは、主にXperia 1 Ⅱを中心に多くの機能が追加されました。
順番に見ていきましょう
※ここから先は、特に断りがない場合Xperia 1 Ⅱの説明になります。
Xperiaの新機能1: Cinematography Pro: 4K画質で120コマの撮影が可能に
Xperia 5 Ⅱに実装されているCinematographyの4K/120コマのスローモーション撮影に対応しました。
Xperiaの新機能2 : hotography Pro: 撮影画面で縦横比変更が可能に
撮影画面のメニュー画面より、縦横比の変更が可能になりました。
Xperiaの新機能3: Photography Pro: MR(登録呼び出し)モード
撮影モードにMR(登録呼び出しモード)が追加されました。これにより、予め登録しておいた設定を簡単に呼び出すことができます。
Xperiaの新機能4: Photography Pro: 連射時のフィードバックインジケーター
連射をする際のフィードバッグインジケーターの表示切り替え設定ができるようになりました。
Xperiaの新機能5: ディスプレイのアップデート(Xperia 5 Ⅱも対象)
外部のカメラの表示モニター先を、Xperiaに選択することができるようになりました。
設定のアプリから外部モニターをONにすると、アプリトレイの中に「外部モニターアプリ」が追加されます
Xperiaの新機能6: サイドセンスバー
サイドセンスバーを長押しし、ホーム画面内に移動すると、フローティングアイコンに変わります。
また、フローティングアイコンからサイドセンスバーに変更することもできます。
Xperiaの新機能7: ゲームエンハンサー: ゲームアプリの収納(Xperia 5 Ⅱも対応)
Android内にインストールされているゲームアプリが、ゲームエンハンサー内に収納されるようになりました。
設定を変更することで、ゲームエンハンサー内の収納をOFFにすることもできます。
Xperiaの新機能8: いたわり充電の新モード
設定した制限容量で充電を自動的にストップする機能が追加されました。
これにより、過充電を防止するだけではなく、バッテリーへの負担を軽減することができます。
その他Android 11から追加された細かい機能
ここでは、Android 11にアップデートされてから追加された、目立ちにくいけれども地味にうれしい機能を紹介していきます
音声アクセスが更に便利に
音声でスマホを操作できる(Voice Access)がオフラインで利用できるようになりました。
また、今までは画面上に表示された数字を見て(3をスクロールアップ)や(4をタップ)といった具合でのコマンド操作でしかできなかったが、これからは、「Twitterを開く」とか「○○に電話をかける」とかのように、より直感的な音声操作が可能になりました。
トークバック点字キーボード
現時点では英語圏のみの対応ですが、Android単体で点字の操作ができるようになったみたいです。
ニアバイシェア
近くにいる人に画像やファイルを簡単に共有できるようになりました。これにより、イベント等で近くにいる人に画像や動画を共有するといった使い方ができるようになりました。
今後のセキュリティアップデートによる再起動が不要に
今までセキュリティアップデートをした後、再起動が必要でしたが、今後はGoogle Playストアから必要なデータをインストールし、再起動無しでAndroidの更新を完了させることができるようになりました。
その他にも追加された機能が沢山
この他にも、開発者向けや企業向け等の機能が追加されました。詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
現在のAndroid 11更新の対応状況一覧(2020年2月15日現在)
現時点のAndroid 11の対応状況をまとめました。参考までにご覧ください
機種大枠 | 提供済み | 準備中 |
---|---|---|
Google Pixel | Google Pixel 2以降の全機種対応 | |
AQUOS | AQUOS zero2 | AQUOS dtab |
AQUOS sense4 basic | AQUOS R5G | |
AQUOS sense4 (現時点はdocomoのみ) | AQUOS sense3 | |
AQUOS sense4 lite | AQUOS sense4 plus | |
AQUOS R3 | ||
AQUOS zero5G basic | ||
AQUOS sense3 plus | ||
AQUOS sense3 plus サウンド | ||
AQUOS sense3 basic | ||
AQUOS sense3 lite | ||
AQUOS R2 compact | ||
AQUOS zero | ||
android one | android one s5 | |
android one s7 | ||
XPERIA | XPERIA 5Ⅱ | |
XPERIA 1Ⅱ | ||
Galaxy | Galaxy S10 | Galaxy A41 |
Galaxy S10+ | Galaxy A20 | |
Galaxy Note10 | Galaxy A21 | |
Galaxy Note10+ | Galaxy A51 | |
Galaxy S20 | ||
Galaxy S20+ | ||
Galaxy Note20 Ultra | ||
LG | LG style2 L-01L | |
LG V60 ThinQ 5G L-51A | ||
LG style3 L-41A | ||
LG VELVET L-52A | ||
arrows | arrows Be3 F-02L | |
arrows 5G F-51A | ||
arrows Be4 F-41A | ||
arrows NX9 F-52A |
まとめ
いかがでしたか?
今回はAndroid 11のメインとなる新機能に加え、機種ごとに追加された機能も紹介してきました。
ここで今回のキーポイントとなるAndroid 11の主要機能は以下の5つでした。
- メディアコントロール機能
- バブル機能
- スクリーンレコードの標準化
- ワンタイムパーミッション機能
- Android Autoの無線接続化
また、機種ごとに異なる機能として、以下の4つの機種を中心に紹介してきました。
- Google Pixel
- Galaxy
- AQUOS
- Xperia
大幅に改善されたAndroid 11の機能をぜひマスターし、豊かなAndroidライフを送ってみてはいかがでしょうか?