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あなたは、お持ちのデバイスが高温になってしまい「心配になった」という経験はありませんか?

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山下
あまりに熱くなると、故障しちゃうんじゃ…と心配になりますよね。

iPhoneは精密機器です。デバイスに負荷のかかる動作や、デバイスのある環境により高温になる場合があります。

高温になったiPhoneなどのデバイスを冷やすことは有効的です。ところが、早く冷やそうとするあまり、デバイスにとって危険な行動をしてしまいがちです。

冷やし方が原因となり故障してしまう場合もある上、AppleCareの対象外扱いになるケースも…!

では、熱い状態のiPhoneを効率良く安全に冷やすには、どうすれば良いでしょう?

この記事で詳しく解説していきます。

iPhoneが熱い時の正しい冷やす方法はゆっくり冷やす!

iPhoneが熱い場合は、風通しの良い場所で机や充電用ケースなどに置き、自然に冷めるのを待つのがおすすめです。

この際、ソファーやベッドの上など、柔らかい布の上などの保管は、デバイス内の熱を放出しにくくなる場合があります。

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山下
就寝時にベッドの上で充電している人も多いでしょう。この際、充電時の熱が放出できず、デバイスが熱くなる場合があります。

冷やす際は、比較的硬めの素材の上に置くことを意識しましょう。

POINT

iPhoneケースを使用している場合は、取り外しておくと効率が上がる場合もあります。ケースによって熱の放出を妨げている場合がある為です。

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黒川
正しい冷やし方の次に、NGの冷やし方をご説明します。
この記事の後半ではiPhoneが熱くなる原因とそれを避ける方法について解説しますので、「正しい冷やし方は分かったから、熱くならない方法を教えてくれ~」という方は下の方までスクロールしてくださいね。

急速冷却は故障の原因!?【やってはいけないNG行為】

「自然に冷めるのを待っていられないよ~!」と思った方も居られるのではないでしょうか。以下のような方法で思い切って冷やしちゃえばいいのでは?と思った方、要注意です。

  • 冷却シートや保冷剤をiPhone本体に貼っている
  • 冷蔵庫にしばらく入れておく
  • 氷枕を用意し、その上にiPhoneを置いている

上で紹介した対策は、全て故障に繋がる可能性があり危険です。なぜ危険なのかというと、デバイスの中に「結露」ができてしまう可能性がある為です。

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山下
熱を早く冷やそうと考えてしまいがちですが、実は危険なんですよ…

急速冷却することで結露が発生する可能性が高くなる為、保冷剤の使用や冷蔵庫への一時的保管はおすすめできません。

外気温の温度差によっても結露が発生する可能性もあるくらいなので、急激な冷却はハイリスクです。

結露がiPhoneを壊してしまう!?

そもそも結露とは、窓ガラスに付く水滴、冷たい飲み物をグラスへ注ぐと、グラスの表面に水滴が付く現象のことです。

簡単に解説すると、「暖かい空気中に含まれている水蒸気が、冷たい空気に触れることで水になってしまう現象」を言います。

急速冷却することで、iPhoneの本体内に結露が発生してしまう可能性があるのです。

iPhoneは精密機器です。勿論、基盤が水に濡れてしまうと故障の原因となります。冷やしたいだけの行為が、最悪の結果を招いてしまう場合もあるでしょう。

結露発生を防ぐ為にも、急速に冷却する行為は控えることをおすすめします。

液体による損傷は、Appleサポート対象外

iPhoneを使用している人の中にはAppleCareに加入している人も多いでしょう。しかし、液体による損傷は、サポート対象外となってしまいます。

iPhone や iPod が液体によって損傷した場合 (たとえばコーヒーや清涼飲料水をこぼした等)、その液体による損傷の修理は Apple 製品 1 年限定保証の対象になりません。

引用元:Appleサポート

結露も液体の一種です。結露が原因で故障すると修理代が高くついてしまいますので、iPhoneが熱いからといって急激に冷やすのはやめておきましょう!

▼ iPhoneの水没トラブルについては、こちらの記事も併せてご覧ください。

iPhoneが熱くなる原因5つと対処法

iPhone自体にも稼働に適した気温があり、周囲が0度〜35度の環境で使用することをAppleサポートでは推奨しています。

そもそも、なぜiPhoneは熱くなるのでしょう。主に、下記のケースが考えられます。

  1. 処理の重いアプリを起動し続けている
  2. 充電しながらアプリを起動している
  3. iPhoneケースで熱が篭りやすい
  4. 高温になる環境にデバイスを放置・置いている
  5. バッテリーが劣化している

デバイス自体が高温になりすぎると、「高温注意」を表示し、デバイスの機能を一時的に制限する機能が搭載されています。

引用元:Appleサポート

iPhoneが正常に使えなくなると困りますよね。

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山下
熱を持ってしまう事例から、対策を考えていきましょう。

原因① 処理の重いアプリを起動し続けている

iPhoneが熱を帯びる部分は、CPUとバッテリーです。

ゲームアプリや、バックグラウンドアプリの数が多いと、それだけCPUに負荷がかかる影響で熱を帯びます。パソコンにはCPUを冷やす冷却ファンが内蔵されていますが、iPhoneにはありません。

この為、負荷のかかる処理が続くと高温になりがちです。

【対処法】適度な休憩、バックグラウンドアプリの終了

CPUの負荷を軽減させるには、処理を軽くするのが一番です。

適度にアプリを終了させ、デバイスを休ませてあげましょう。CPUやバッテリーによる熱は、デバイスそのものの寿命にも関係してきます。

遊びたいアプリ以外にできることは、バックグラウンドアプリの終了や、ストレージ容量を確保しておきましょう。

原因② 充電しながらアプリを起動している

アプリで遊ぶ為や通話の為に、充電ケーブルに接続しながらデバイスを使用している人は少なくありません。

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山下
バッテリー残量を気にせず使用できるから便利ですよね。しかし、デバイスには良くありません。

特に、充電しつつ処理の重たいアプリを起動していると、CPUとバッテリー共に熱を帯びてしまいます。つまり、デバイスが高温になりやすいのです。

【対処法】充電中の使用は控える

充電中は、デバイスの使用を極力控えるようにしましょう。充電中はバッテリーに熱を帯びますが、ほんのり暖かい程度の熱なら問題ありません。

原因③ iPhoneケースで熱が篭りやすい

iPhoneなどスマホを利用している人は、専用のケースを装着していることがほとんどです。

落下の際の傷を軽減したり、手帳型などの機能面を優先したものなど、スマホアクセサリーは豊富にあります。

しかし、このケースによってデバイス内の放熱を妨げてしまう場合があるのです。これによってデバイス内に熱が篭り、高温になってしまいます。

【対処法1】充電時には外しておく

上でも触れていますが、iPhoneケースを使用している場合は、ケースを外して充電することで、熱を抑える効果が期待できます。

【対処法2】放熱性の高いケースを利用する

布地や革を素材として使用している手帳型は熱がこもりやすいというデメリットがあります。

発熱への対処を優先したい場合は、メッシュケースが放熱性が高いためおすすめです。

しょっちゅう熱くなる方や、充電の際にいちいちケースを外すのは嫌だという方には特におすすめです。

原因④ 高温になる環境にデバイスを放置・置いている

車のダッシュボード付近にデバイスを固定し、ドライブ中でも画面を確認できる様にしている人が多くいます。

しかし、デバイスが直射日光を受けてしまいますので高温になりがちです。

JAFが行った調査によれば、8月(晴天)の気温35度、正午から開始した車内温度は、サンシェードなどの対策をしていなければ…

  • 車内平均温度51度(黒色の車)
  • ダッシュボード付近79度(黒色の車)

上記の温度になると情報を公開し、注意を呼びかけています。(参考元:真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)

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黒川
ちなみに、春の日中でも天気が良ければ車内は48℃ほどにまで上昇するそうなので、夏以外のシーズンも注意が必要です!

夏は言わずもがなですが、油断しがちな他シーズンでも、iPhoneの車内置き忘れにはくれぐれもご注意下さいね!

【対処法】高温になる場所への放置を控える

車内に放置しておくと危険という情報は、Appleサポートでも掲載されています。

iOS デバイスや iPadOS デバイスは周囲の温度が 0° ~ 35℃ の場所でお使いください。低温下や高温下では温度調整のためにデバイスの動作が変化することがあります。極端な高温下で iOS/iPadOS デバイスを使うと、バッテリーの持ちが悪くなることがあります。

デバイスは -20º ~ 45℃ の場所に保管してください。駐車中の車内は高温になることがあるので、デバイスを車内に置いたまま放置しないでください。

引用元:Appleサポート

デバイスが熱くなる場所への保管・放置には気を付けましょう。

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山下
私達のできることから、対策していきましょうね!

原因⑤ バッテリーが劣化している

バッテリー自体が経年劣化し、寿命を迎えると発熱しやすくなる場合があるようです。iPhoneが熱くなるだけでなく、充電の持ちが悪くなってきたらバッテリー状態をチェックしましょう。

iPhoneのバッテリー寿命の調べ方は下記の記事で詳しく説明しているので、是非読んでみてくださいね。

まとめ

  • iPhoneを冷やすときは、風通しの良い場所でケースを外して自然に冷めるのを待つ
  • 冷蔵庫で冷やしたり、冷却シートを貼ると結露=水没して故障するケースも
  • iPhoneの適温は0~35℃なので、真冬や真夏は要注意

iPhoneは精密機器です。CPUやバッテリーの熱、または外気温の影響でデバイスが高温になる場合があります。

ここで早く冷やそうと保冷剤や冷却シート、冷蔵庫への一時保管をしている人は少なくありません。しかし、結露によってデバイスが故障してしまう可能性があります。

まずは、iPhoneが熱くなる原因を知り、熱くなってしまう根本を改善していきましょう。そして、風通しの良い涼しい場所に置き、自然に冷ますのがおすすめです。

また、スマートフォン全般に関するお役立ち情報では、iPhoneに関する様々な情報を公開しています。ぜひこちらも併せてご覧下さい。