容量に余裕を持たせてiPhoneを購入したのに、「ストレージの空き容量がありません」と表示されてしまうことはないでしょうか?
それはおそらく、iPhone本体のものではないストレージ容量のことです!
iPhone本体のストレージとiCloudのストレージは別モノ!
まず、簡単に頭にとどめておいて欲しいのが、
- iPhone端末のストレージ
- iCloudのストレージ
この二つはまったくの別物だということです。
どちらのストレージが容量不足になっているのかによって、対処法が若干変わってきます。
空き容量が少なくなっているのは「iPhoneのストレージ」なのか「iCloudのストレージ」なのか、画面に表示されているメッセージをよく確認してみてください。
iPhone本体(端末)のストレージがいっぱいになっている時
iPhone端末を購入する際、iPhoneのモデルにもよりますが、本体の容量を64GB〜512GBの中から選んで購入します。この時に選んだ容量数は固定であるため、デバイスが満杯になってしまっても本体の容量を増やすことは出来ません。
解決法
iPhone端末のストレージが満杯になっていたら、まずストレージの利用状況を確認してください。
ストレージの利用状況を確認する手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「iPhoneストレージ」をタップします。
- 画面上部にストレージの利用内訳(棒グラフ)が表示されます。
このとき、同じ画面にデバイスのストレージを効率的に利用するためのおすすめリストが表示されることがあります。
その下に、インストールされている App と、各 App が消費しているストレージの容量をまとめたリストが表示されます。確認したいAppの名称をタップすれば、使用状況の内訳を確認できます。
デバイスの利用状況が分かったら、デバイス本体の容量に空きを作りましょう。
- 「iCloud写真」を有効にする
- 「ストレージを最適化」をオンにする
- アプリからコンテンツ(写真・音楽・ポッドキャストなど)を削除する
- 利用していないアプリ自体を削除する
基本的にはこの4つの方法のいずれかを実行すれば、デバイス本体の容量に空きを作ることが出来ます。
iCloudのストレストレージがいっぱいになっている時
iCloudを設定すると、5GB分のストレージを無料で利用することが出来ます。
このストレージ容量を活用すれば、デバイスをバックアップし、データを全てiCloud上で保管してくれるので、端末さえあれなどこからでも情報を入手することができます。
とは言え、無料で利用できるのは5GBまでなので、バックアップのサイズやiCloudに保管するコンテンツの量によっては、容量の全てを使い切ってしまう場合があります。
その際に「iCloudストレージの保存容量がもう少しで上限に達します」や「iCloudストレージがいっぱいです」などの表示が出てくるようになるのです。
解決法
iCloudのストレージが満杯になってしまったら、まずストレージの使用状況を確認しましょう。
手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ユーザー名」をタップします。
- 「iCloud」をタップします。
- 画面上部にストレージの利用内訳(棒グラフ)が表示されます。
ここで、ストレージを大きく圧迫しているものが何であるのかが分かってきます。
1、iCloudの容量に空きを作る
写真やメール、音楽のファイルなど、不要になったコンテンツを削除すればiCloudストレージの容量に空きを作ることができます。削除する前に、iCloudのコンテンツのコピーを作成しておくとより安心です。
2、iCloudストレージの容量を有料で買い足す
iCloudストレージを使い切ってしまったとき、iCloudストレージの容量を買い足すことができます。
プランのアップグレード内容は以下の通りです。
- 50GB/月額 ¥130
- 200GB/月額 ¥400
- 2TB /月額 ¥1,300
ストレージプランの料金は、プランをダウングレードすればそれに応じて毎月の請求額も変動します。
定期的にストレージ容量を確認しよう
日々のちょっとした思い出やから、仕事に必要なものなど、さまざまなデータを端末に保存できるからこそ、ついついあれもこれもと詰め込んでしまいがちです。
いざという時に焦らないようにするためにも、ストレージ容量はこまめにチェックしておきましょう!