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さて、今回はいつもとは雰囲気を変えた話題を取り扱っていきます。Android 10のバグについてです。
みなさんは、Android 10は、歴代のOSアップデートの中で、最も多くのバグが発生したのをご存知でしょうか?
OS配信開始直後は、どうしてもバグはつきものなので、多少発生してしまうことは仕方ないのですが、Android 10は主にAQUOSとXperiaを中心に、かなりバグが発生したことが報告されています。
現在はほとんどのバグは全て修正されていますので心配はしなくてもいいのですが、当時起きたAndroid 10のバグの数々を、実際の生の声としてTwitterに上がっているツイートも合わせて紹介していきます。
主にAQUOSで発生したバグ
AQUOSで発生したバグとして報告されているのは、主に3つありました。一つずつ見ていきましょう。
▼ AQUOS端末で発生しやすかった現象は、こちらの3つです!
- Chromeがフリーズする
- スリープ死
- 電池減りが早い
1.Chromeがフリーズする
Android 10アップデート直後、ブラウジング中にフリーズすることが数多く報告されました。
なお、Google Chromeの代わりに、Google Chrome Betaを使うことで動くようになった方もいるみたいです。
ちなみに、これらのバグが発生した原因としては、Android 10にアップデートされたことによるwebViewとChromeが更新できないところにあるようです
webViewとは、Android Studio等を使ってアプリを開発する際に利用できる機能の一つで、アプリ内でWebページを表示するのに必要です。webViewを使うことで、Android Studioを使った通常のアプリ開発でも、HTMLで記述されたWeb Pageを表示させることができます。
これらを簡単に解決する方法として、一時的に開発者モードになる方法があります。
開発者モードになった後、開発者向けオプションの中身を不用意にいじらないでください。端末が正常に動かなくなる可能性があります。webViewとChromeのダウンロードが完了したら開発者モードを必ずOFFにしてください
開発者モードの変更方法
※ここではGalaxyでの操作方法を紹介しています。実際の操作方法はお持ちの機種によって異なる可能性があります。
- 設定から「端末情報」を開く
- 「ソフトウェア情報」を開く
- 「ビルド番号」を10回連続でタップする
- パスコードを入力すると開発者モードが有効になります
2.スリープ死
AQUOSでは、スリープ死という現象が度々起こることがあるそうです。
実際にこのような現象に遭遇している方は結構いるそうです。
この不具合は、現在は解決されている可能性高いでしょう。しかし、今なおこの現象が起こる場合は、RAM(メモリ)を開放することで解決する可能性があります。
Androidは、長時間起動することで不要な処理が実行されている可能性が高くなります。定期的にRAMの容量を確保するようにしましょう。
なお、ワンタップだけで、とても簡単にメモリの開放ができる「メモリ掃除専科」を使えば、あっという間にデバイスが軽くなります。手軽に済ませたい方はぜひ入れてみてください。
3.電池減りが早い
Android 10にアップデートしてから、電池の減りが早くなったという声がかなり投稿されています。どうやら、OSアップデート後に最も多く発生した不具合みたいです。
基本的にOSアップデートに伴い、消費電力は上昇する傾向にあります。
また、必要最低限のスペックも上昇するので、相乗効果として電池の減りが早くなってしまうのは仕方ないでしょう。
しかし、異常に電池の減りが早くなってしまう事態は、本当になんとかしてほしいものですよね。
主にXperiaで多く発生しているバグ
ここからは、主にXperiaで多く発生したバグに焦点を当てて紹介していきます。
▼ Xperia端末で発生しやすかった現象は、こちらの3つです!
- ストレージの不具合
- バッテリーの異常消費現象
- Bluetooth接続時のバグ
1.ストレージの不具合
Xperiaでは、主にストレージの不具合が多発しています。これに伴い、カメラやアルバムが起動できない等のバグが多く発生している模様です。
幸いにも、これらの問題はアプリのキャッシュを削除することで解決できるみたいです。
Xperiaのキャッシュの削除方法
※ここではXperiaのキャッシュ削除の方法を説明しています。実際の操作方法はお持ちの機種によって異なる場合があります。
- 設定から「アプリと通知」を選択
- 「○○個のアプリ(現在インストールされているアプリの数)を全て表示」を選択
- キャッシュクリアしたいアプリを選択
- 「ストレージ」から「キャッシュを削除」を選択すればアプリのキャッシュクリアができます。
なお、Xperiaのキャッシュの削除の方法として、わかりやすくまとめている動画がありました。参考資料としてぜひご参照ください。
2.バッテリーの異常消費現象
Xperiaでも、バッテリーの異常消費現象が多く発生しているみたいです。
これらの問題は、その後のマイナーアップデートで解消された方もいるみたいですが、AQUOSと同じくスペックの問題や、新規機能の追加によるバッテリー消費が原因となっている場合があります。
3.Bluetooth接続時のバグ
Xperiaでは、Bluetoothの接続バグも多く発生しているみたいです。
考えられる原因として、ひとつは主にRAMを多く消費していてもっさりしているため、Bluetoothに接続したときにも影響が出ている可能性があります。
また、別の原因としては、そもそもOSの問題で、Bluetoothとの相性が悪いという問題もありそうですね。
具体的な不具合としては、音飛び、音割れ、ノイズ等が発生しているみたいです。
その他多くの機種で発生したバグ
ここでは、機種問わずに多く発生しているバグについて取り上げていきます。
▼ 機種問わず発生しやすかった現象は、こちらの3つです!
- OSアップデート後にアプリのバグが多発
- 本体がフリーズする
1.OSアップデート後にアプリのバグが多発
Android 10にアップデートしてから、多くのアプリが正常に動かない事態が発生しています。これに対し、アプリを配信している運営会社もかなり苦労されているそうです。
他にも多くのアプリで、一部の映像が再生されない、文字入力の際に文字が画面からはみ出るといった不具合等、様々なトラブルが発生しているみたいです。
なお、現在ではこれらの不具合のほとんどは全て解決されたみたいです。
2.本体がフリーズする
Android 10 にアップデートしてから、本体がフリーズするようになった方は多いようです。
画面がフリーズし、最悪同仕様もなくなった場合は、以下の方法をお試しください。
- 電源ボタンと音量を下げるボタンを同時押しし続ける
この操作をすることで、強制シャットダウンをすることができます
機種によっては、強制シャットダウンしたら自動的に再起動するものもあるみたいですが、起動しなければ電源ボタンを長押しし、Android本体の電源を入れ直しましょう。
コラム:Android10のバグからの教訓
Android 10リリース直後、いまだかつて無い量のバグが発生しました。しかし、あらかじめ対策をすることで、不具合に遭遇する確率を減らすことができます。
最新OS配信直後にアップデートをしない
まずはじめに、不具合に遭遇しないために重要なことは、最新OS配信直後にアップデートを行わないことです。
最新OSの配信が開始された直後は、どうしても動作が不安定になりがちです。これは最新OS配信直後は実際の利用者のデータが少なく、どのような不具合が起こるか分からず、対策ができないためです。
半年ぐらい経過してくると、不具合を修正した更新が配信されるようになります。このあたりを目安に更新することで、多くの不具合は回避することが可能です。
事前に頻繁に発生するバグの対策法を把握する
Androidアップデート後にバグが発生した場合でも、冷静に対処をすればすぐ治せる症状も中にはあります。
機種やOSごとに発生するであろうバグの内容は変わってきますので、随時調べる必要はありますが、予め対処法を学んでおくことで、OSアップデートしたあとも不具合に遭遇する確率を減らすことができます。
不具合に極力遭遇したくない場合は、Androidをアップデートする前に入念に調査をしておくと良いでしょう。
まとめ
Androidのメジャーアップデート直後にバグはつきもの。しかし、Android 10は今までよりかなり多くのバグが目立ちました。
とはいえ、このようなバグも配信開始直後の話であり、現在のAndroid 10は安定してきています。また、新しく追加された機能のおかげでより使いやすくなったのも事実です。
ちなみに、今回配信されたAndroid 11も、Android 10のときほどではないですが、やはりバグは発生しているようです。
今回紹介した内容を教訓として、最新OS配信直後のアップデートは控えるようにし、半年ぐらい経つまでは安定しているOSを使い続けるのが賢明な判断と言えるでしょう。